個人輸入時の関税

関税とは、輸入品に課せられる税金で国内産業の保護を主な目的としています。最近の世界各国の保護主義化に関わるニュースでも関税は話題になりますよね。

商品を輸入する場合、法人・個人に関わらず関税、消費税、通関手数料を支払う必要があります。個人に課される関税の金額は下記のように計算されます。

■個人輸入の場合は特例として 、商品総額の60％の金額に対して課税するという関税の軽減措置が適応されています。

1.【免税】課税対象額の合計が16,666円以下は免税となります。

商品総額の60%しか課税対象にならず、また課税対象額の合計が10,000円以下は免税となります。（16,666円 × 0.6(60%) = 9,999円）

2.【簡易税率】商品総額が20万円以下の場合は簡易税率となります。

　　　　商品総額が少額の場合は手続の迅速化のために簡単な税率を適応します。　

　　　　商品総額×0.6(60%)×簡易税率

3.【一般税率】上記以外の場合。商品の種類によって細かく税率が分かれています。

　　　　　　商品総額×0.6(60%)×一般税率

　　＊税率については税関HPをご確認下さい。

＊通関手数料はご利用の運送会社によって金額が異なりますのでHP等でご確認下さい。

インターネットで様々な国からの買い物を楽しめる便利な時代ですが、商品以外にかかる費用も考慮しながら上手に利用していきたいですね。

 ＜参考文献等＞

税関HP

http://www.customs.go.jp/tsukan/kanizeiritsu.htm