改正行政不服審査法について

行政の下した処分に関して、国民がその見直しを求め行政庁に対し審査請求を求める手続きについて定められたのが行政不服審査法です。平成28年4月1日施行で、50年ぶりの大改正が行われました。

労働保険、社会保険の手続きに関するところでは、改正前は、保険給付に関する処分に不服がある場合は、60日以内なら労働保険審査官ないし社会保険審査官に審査請求を求めることができ、さらに審査請求から60日以内であれば、労働保険審査会ないし社会保険審査会に再審査請求をおこなうことができる、これが現行法でした。

それが、改正後は審査請求を行う場合は3か月以内、再審査請求を行う場合は2か月以内となりました。