お役立ちコラム

退職前の有休消化について

3月末で退職希望の社員から、「有給休暇が○○日残っているので、2月末頃を最終出勤日とし、3月は一日も出勤しなくてもよいか」という問合せをうけました。 引継業務のため、●日と●日は来てほしい、と会社から本人に言えるでしょうか。

原則として、ご本人が請求した日について、そのまま有給休暇を与えなければなりません。会社には、有給休暇の変更を要求する「時季変更権」がありますが、その行使が認められるのは、代替要員が確保できない等で事業の正常な運営を妨げることが確実な場合のみとされています。引継ぎのためであっても、まずスケジュールの調整による努力が求められるため、時季変更権の行使は難しいと思われます。

ただし、上記は「業務命令として出勤を強制すること」が不可という話です。退職までの日数に余裕があれば、本人と話し合いのうえで、引継ぎのための出勤日を決めるのが良いでしょう。

なお、有休消化すると引継や残務に要する日数が不足すると見込まれる場合でも、時季変更権は認められません。このような場合は退職日そのものを後ろにずらす事となります。

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