お役立ちコラム

厚生年金保険の養育期間標準報酬月額特例とは何ですか?

厚生年金保険の養育期間標準報酬月額特例とは何ですか?

3歳未満の子を養育しながら働く厚生年金保険の被保険者が、将来の年金給付が不利にならないように、子を養育する期間中の各月の標準報酬月額が、勤務時間の短縮等による賃金の減少によって標準報酬月額が低下した場合、被保険者の申出に基づいて、その標準報酬月額が低下した期間については、従前の標準報酬月額をその期間の標準報酬月額とみなして年金額を計算します。

なお、保険料の負担額は実際の標準報酬月額に基づいて計算されます。



【申出方法】

・事業主を経由して「厚生年金保険養育期間標準報酬月額特例申出書」を年金事務所に提出します。

  ※申出より前の期間については、申出日の前月までの2年間は遡って認められますが、

   申出忘れのないよう注意しましょう。

関連コラム

傷病手当金に関する7つの質問に答えます!
怪我や病気になって働くことが出来なくなったらどうしよう…そんな時役立つのが【傷病手当金】です。傷病手当金について様々な事項をご説明します!傷病手当金とは?傷病手当に関する7つの質問入社1年未満でも傷病手当金はもらえる?傷病手当金と労災は同時…
【法改正】育児休業中の社会保険料免除制度が変わりました
10月から育児休業中の社会保険料免除制度が変わりました2022年10月から出生時育児休業(産後パパ育休)、育児休業の分割取得など、育児に関する制度が大きく変わりました。こちらに伴い、休業中の社会保険料の免除制度も変わったことはご存知でしょう…
士業必見!令和4年10月1日から個人事務所も強制適用に
令和2年5月29日に成立しました国民年金法等の改正により、「常時5人以上の従業員を使用する個人事業所」について社会保険(健康保険・厚生年金保険)の適用範囲が拡大されました。 本法改正により、令和4年10月1日より「常時5人以上の従業員を雇用…
被用者保険(厚生年金・健康保険)適用除外の取り扱いが変わります。
被用者保険(厚生年金・健康保険)適用除外の取り扱いが変わります。従来、健康保険、厚生年金保険の被保険者とされない人は、下記の表の通りとなっておりました。このうち、『2か月以内の期間を定めて使用される人』の取り扱いが変わります。令和4年10月…
年金手帳が廃止されます!
皆様のご自宅にも下記の画像のような年金手帳を大切に保管されているかと思います。手帳を取り出して、内容を見る回数はそこまで多くないかもしれませんが、実は、この年金手帳は令和4年4月から廃止になります。その代わりとして、今後、初めて年金制度に加…

当サイトの情報はそのすべてにおいてその正確性を保証するものではありません。当サイトのご利用によって生じたいかなる損害に対しても、賠償責任を負いません。具体的な会計・税務判断をされる場合には、必ず公認会計士、税理士または税務署その他の専門家にご確認の上、行ってください。