お役立ちコラム

確定拠出年金は退職した後どうなってしまうのでしょうか。

会社で確定拠出年金を行っていたのですが、退職した後はどうなってしまうのでしょうか。

確定拠出年金を導入されている企業様で、従業員の方が退職をした後、確定拠出年金の移管手続きを行わず、年金資産がそのままになっているケースが多数生じております。

6ヶ月以内に移管手続き、もしくは脱退一時金を受ける手続きを行わないでいると、年金資産は国民年金基金連合会に自動移管されます。

小額ですが管理費用として少しづつ費用を徴収され、資産が少しずつ目減りしていくことになりますので、転職又は退職をした後、早めにこれまで積み立てた年金資産の移換手続きを行う必要があります。

なお、移管方法につきましては次のとおりとなります。

1. 転職先の企業に確定拠出年金制度がある

    転職先の企業型確定拠出年金へ資産を移すことができます。

2. 転職先の企業に確定拠出年金制度が無い

    国民年金基金連合会が実施する個人型確定拠出年金に加入し、資産を移すことができます。

3. 退職後自営業者などになる

    2と同様に国民年金基金連合会が実施する個人型確定拠出年金に加入し、資産を移すことができます。

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