お役立ちコラム
短時間正社員制度導入のメリットについて
-
短時間正社員制度について教えてください。
-
短時間正社員とは、正規型のフルタイム労働者と比べて、所定労働時間(所定労働日数)が短い正規型の労働者であり、次のいずれにも該当する労働者です。
①期間の定めのない労働契約を締結している者
②時間当たりの基本給及び賞与・退職金等の算定方法が同一企業に雇用される同種のフルタイムの正規型の労働者と同じである者
企業内でこのような働き方を就業規則に制度化することを指して「短時間正社員制度」と呼んでいます。
導入のメリットは下記などがあげられます。
① 優秀な人材の獲得
② 従業員(特に女性従業員)の定着率向上
③ 採用コストや教育訓練のコスト削減
④ 従業員のモチベーション向上
⑤ 顧客や社会等、外部へのイメージアップ
導入にあたっては、賃金や評価、教育訓練について検討する必要があります。また、トラブルを防ぐため、就業規則の作成や変更も大切になります。
また「短時間正社員制度」を設けた上で、制度導入後5年以内にこの制度を利用した従業員が出た場合、申請により企業に対し助成金が支給されます。(短時間正社員制度導入促進等助成金)
このように短時間正社員制度を導入することにより、従業員のみでなく企業に対しても様々なメリットがあります。
関連コラム
- 人事制度を見直してみませんか?
- 人事制度を見直してみませんか?または、人事制度が未だ無いという会社様も、人事制度がいかに重要かをご理解頂き、今後の会社の発展の為に、新たに人事制度を構築する事をご検討頂ければと思います。本コラムでは、人事制度とは何なのか?人事制度を整える事…
- 障害者の法定雇用率 段階的な引き上げ決定
- 障害者の法定雇用率が段階的に引き上げられます。(令和6年4月以降)目次障害者の法定雇用率の段階的引き上げ常用雇用労働者、障害者のカウント方法除外率の引き下げ障害者雇用のための事業主支援1.障害者の法定雇用率の段階的引き上げ民間企業の法定雇用…
- 4月1日から中小企業も月60時間超残業の割増賃金率が50%になります!
- 長時間労働の抑制のため、大企業は月60時間超の残業代割増率が引き上げられていました。中小企業に対しては適用が猶予されていましたが、2023年4月からは中小企業にも適用されることになります。つまり、中小企業でも月60時間超の残業に対しては25…
- ハラスメント対策について
- ハラスメント対策はお済みですか?ハラスメント対策が事業主の責務とされており、法令上の対応が求められているところです。具体的にどの様な対策が求められているか、ポイントを解説します!目次 1.ハラスメント対策がなぜ重要なのか? 2.法的位置づけ…
- 治療と仕事の両立支援を考えましょう
- 【会社が治療と仕事の両立支援を行う意義】「治療と仕事の両立支援」とは、病気を抱えながらも働く意欲・能力のある労働者が、仕事を理由として治療機会を逃すことなく、また、治療の必要性を理由として職業生活の継続を妨げられることなく、適切な治療を受け…
当サイトの情報はそのすべてにおいてその正確性を保証するものではありません。当サイトのご利用によって生じたいかなる損害に対しても、賠償責任を負いません。具体的な会計・税務判断をされる場合には、必ず公認会計士、税理士または税務署その他の専門家にご確認の上、行ってください。