お役立ちコラム

埋葬料と埋葬費の違いについて

健康保険の被保険者が死亡した際に支給される、埋葬料と埋葬費の違いについて教えてください。

埋葬料とは、健康保険の被保険者が死亡した際、被保険者により生計を維持されており、埋葬を行う方に対し、5万円が支給されるという制度です。生計を維持されていたという事実があればよく、親族や遺族であること、又は同居している、といった事実は必要はありません。

一方で埋葬費とは、被保険者が死亡した際、埋葬料を受ける方がいない場合に、実際に埋葬を行った方に対して支給されるものです。つまり、親族や遺族であっても、生計を維持されていなかった場合は、この埋葬費が支給されることになります。

支給額は、5万円の範囲内で、実際に埋葬に要した費用に相当する金額が支給されます。 なお埋葬費の支給対象となる費用は、霊柩代・霊柩車代・火葬料又は埋葬料・葬式の際の供物代・僧侶への謝礼などで、葬式の際の飲食や接待費用、香典返しの費用は含まれません。

 

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