お役立ちコラム

住民税の特別徴収は会社ではどのような処理をするのでしょうか。

今年度より住民税を特別徴収することとなり、給与から控除処理を行なうことになりました。住民税の納付処理等どのように行なうのでしょうか。

特別徴収とは、地方税法第1条第1項第9号により、地方税や社会保険料を本来の納税義務者である個人から直接徴収し納付させるのではなく、納税義務者が得る給与や公的年金を支払う事業者(特別徴収義務者)が税金等を代わって預かり、その徴収すべき税金等を納入する制度のことをいいます。この制度が適用される税金等については特別徴収による納入が原則となり、特別徴収できない場合は直接本人が納めることになっています。

住民税の計算は社員が居住する(住民票住所地)各市区町村にて「給与支払報告書」(前年1月1日から12月31日までの間に会社が給与を支給した場合、支給した会社が支給された社員の1月1日時点で居住する市区町村に提出しなければならない書類)に記載されている前年の所得等に基づいて各個人の税額の計算を行います。

会社は5月頃に各市区町村から送られてくる「特別徴収税額の通知書」に基づいて、6月の給与から住民税を徴収し納付します。「特別徴収税額の通知書」には6月から翌年5月までの年税額と月割額(6月分・7月分以降)が記載されており、端数金額は6月分に加算して納付することになっています。会社は「特別徴収税額の通知書」を各個人に配布しなければなりません。

また、社員の給与から控除した住民税は、原則翌月10日までに各市区町村に納付しなければなりません。

関連コラム

2026年4月からの主要な法改正
2026年(令和8年)4月より様々な法改正が予定されておりますので、その中で主要な内容をお伝えしたいと思います。【健康保険 被扶養認定における年間収入の取り扱いの変更】従来は収入の見込みを総合的に判断(過去の収入実績や現在の収入状況、将来の…
労働基準法の法改正予定について
2026(令和8)年以降に予定されている労働基準法の法改正について触れたいと思います。概要2025(令和7)年1月に労働基準関係法制研究会において、新型コロナウイルス感染症の影響やデジタル技術等の進展により、働く人の働き方に対する意識等が個…
固定残業代を構成する手当について
固定残業代を構成する手当を確認する前に割増賃金の基礎となる賃金について確認したいと思います。割増賃金の基礎となる賃金割増賃金の基礎となるのは、所定労働時間の労働に対して支払われる「1時間当たりの賃金」となります。例えば月給制の場合、各種手当…
令和7年度地域別最低賃金額改定について
先日開催された第71回中央最低賃金審議会で、今年度の地域別最低賃金額改定の目安について答申が取りまとめられました。【答申のポイント】(ランクごとの目安)各都道府県の引上げ額の目安については、Aランク63円、Bランク63円、Cランク64円。注…
【厚生年金保険】標準報酬月額の上限が2027年9月から段階的に引き上がります
令和7年6月13日に、年金制度改正法が成立しました。その中で、厚生年金等の標準報酬月額の上限について、段階的な引上げが決定されましたので、今後の見込みを立てると良いでしょう。(2027年9月に68万円、2028年9月に71万円、2029年9…

当サイトの情報はそのすべてにおいてその正確性を保証するものではありません。当サイトのご利用によって生じたいかなる損害に対しても、賠償責任を負いません。具体的な会計・税務判断をされる場合には、必ず公認会計士、税理士または税務署その他の専門家にご確認の上、行ってください。