お役立ちコラム

休日と休暇の違いについて教えてください。

休日と休暇は具体的にはどう違うのでしょうか。また、管理上留意すべき点について教えてください。

労働法において、休日とは就業規則その他これに準ずるものにおいてあらかじめ労働義務がないと定められた日(非労働日)をいいます。

例えば週休2日制の会社における土曜・日曜の休みがこれに当たります。

この日は所定労働時間がありませんから、この日に労働すれば所定時間外労働となり、割増賃金の対象になります。

これに対して、休暇とは労働義務のある日(労働日)について労働者の申出により労働義務を免除された日のことです。まず、法定休暇としては、年次有給休暇、産前産後休暇、生理休暇、育児休暇、介護休暇、子の看護休暇があり、それぞれ法律に規定されていて、従業員からの請求により、原則的には必ず与えなければなりません。それ以外の休暇(法定外休暇)は、一般的には、慶弔休暇、夏季休暇、リフレッシュ休暇などがあります。休暇日は労働日なので所定労働時間があり、休暇を取り消して労働したとしても所定時間外労働には当たらず割増賃金は不要となります。

関連コラム

人事制度を見直してみませんか?
人事制度を見直してみませんか?または、人事制度が未だ無いという会社様も、人事制度がいかに重要かをご理解頂き、今後の会社の発展の為に、新たに人事制度を構築する事をご検討頂ければと思います。本コラムでは、人事制度とは何なのか?人事制度を整える事…
障害者の法定雇用率 段階的な引き上げ決定
障害者の法定雇用率が段階的に引き上げられます。(令和6年4月以降)目次障害者の法定雇用率の段階的引き上げ常用雇用労働者、障害者のカウント方法除外率の引き下げ障害者雇用のための事業主支援1.障害者の法定雇用率の段階的引き上げ民間企業の法定雇用…
治療と仕事の両立支援を考えましょう
【会社が治療と仕事の両立支援を行う意義】「治療と仕事の両立支援」とは、病気を抱えながらも働く意欲・能力のある労働者が、仕事を理由として治療機会を逃すことなく、また、治療の必要性を理由として職業生活の継続を妨げられることなく、適切な治療を受け…
SDGs達成のために人事部門が取り組むべき施策とは?
ここ数年、ニュースなどで大々的に取り上げられることが多いSDGs、企業経営の中では避けては通れないテーマとなっています。その中で、人事労務担当者として自社のSDGsについて取り組む場合、具体的にどのように進めていけば良いでしょうか。17ある…
男女の賃金差異の公表が義務化されます!
令和4年7月8日に女性活躍推進法に関する制度改正がされ、情報公表項目に「男女の賃金の差異」を追加するともに、常時雇用する労働者が301人以上の一般事業主に対して、当該項目の公表が義務づけられることとなりました。【法改正の背景】日本における男…

当サイトの情報はそのすべてにおいてその正確性を保証するものではありません。当サイトのご利用によって生じたいかなる損害に対しても、賠償責任を負いません。具体的な会計・税務判断をされる場合には、必ず公認会計士、税理士または税務署その他の専門家にご確認の上、行ってください。