お役立ちコラム

純損失の繰越しについて

確定申告の繰越損失って何ですか。

確定申告の繰越損失とは、事業所得などに損失(赤字)が生じた場合に、翌年以降3年間の黒字所得と相殺できる規定です。

事業所得、不動産所得、譲渡所得及び山林所得のいずれかに赤字の所得がある場合、他の所得と損益通算をすることができます。損益通算の適用の結果、なお控除しきれない損失がある場合、その損失を純損失といいます。この純損失は確定申告をすることにより、翌年以降最長3年間にわたって繰り越すことができ、各年分の所得金額から控除することが可能になります。例えば、平成28年度の所得が純損失(赤字)100万円、翌年29年度の課税所得(黒字)120万円の場合、平成29年度の課税所得120万円から繰り越した純損失100万円を控除した20万円が課税所得としてみなされます。したがって、100万円に対して課税されるはずだった税金が20万円に対して課税されることになります。

なお、純損失の繰越控除の適用を受けるためには、青色申告を前提として純損失の生じた年に損失の金額に関する事項を記載した確定申告書を提出し、かつ、その後の年分についても連続して確定申告書を提出することが要件とされています。

また、前年分も青色申告書を提出していることを条件に、その損失額を生じた年の前年に繰り戻して、前年分の所得税の還付を受けることもできます。

<参考文献等>

国税庁ホームページ

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2070.htm

 

執筆者:沖野

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