お役立ちコラム

仮想通貨の所得の計算方法は?

先日ビットコイン売却して利益を得ました。確定申告を行わなければならないと思うのですが、所得の計算方法や注意点を教えて下さい。

ビットコインなどの仮想通貨に関する所得は、原則として雑所得として取り扱われ、次の計算方法になります。

 売却価額-(仮想通貨の取得価額÷取得した仮想通貨数)×支払仮想通貨数=所得金額

               ? 必要経費


この所得計算の方法は売却時のみでなく、仮想通貨で商品を購入する際や保有する仮想通貨を他の仮想通貨と交換する際も同様となります。つまり、仮想通貨によって商品を購入する時には商品価額から、他の仮想通貨と交換を行う時には他の仮想通貨の購入価額から必要経費を差し引きます。また、同一の仮想通貨を2回以上取得した場合には、移動平均法を用いて取得価額を算出します。但し、継続して適用する場合は、総平均法を用いることも可能です。

注意しなければならないのは、8月のビットコインの分裂騒動のように保有する仮想通貨が分裂した場合です。自動的に取得した新たな仮想通貨に分裂時点では取引相場がない為、同時点では価値を有していなかったと考えられます。従って取得時点では所得は生じず、その仮想通貨を売却または使用した時点において所得が生じることとなります。つまり、その場合の取得価額はゼロ、売却価格が所得金額となります。

<参考文献等>

週刊税務通信№3486

執筆者:木村

関連コラム

退職所得控除額の計算方法の注意点-2回目の退職金の支給を受けた場合-
今回は、転職に伴い退職金の支給を複数回受けた場合の退職所得控除額について説明します。 p; ■ 基本的な退職所得控除額の計算方法 p; 退職所得の金額計算に必要な退職所得控除額は、退職金の支給を受けた会社での勤続年数に応…
歯列矯正は医療費控除の対象となるか
今回は所得税の確定申告における医療費控除のお話になります。 医療費控除の対象となる医療費は、その病状などに応じて一般的に支出される水準を著しく超えない部分の金額とされています。 では「水準を著しく超える」とはどのようなものなのか。保険…
青色申告(個人)
青色申告制度の概要 p; 個人事業主の方は1年間(1月1日から12月31日までの間)に生じた所得金額を正しく計算し、申告するためには、収入金額や必要経費に関する日々の取引の状況を帳簿に記録し、取引に伴って発生した書類を保存してお…
確定申告が不要でも住民税の申告が必要な場合がある?
今年から副業を始めることになりました。1年目ということもあり、年間の利益としては10万円ほどでした。国税庁のホームページで確定申告が必要となる場合を確認したところ、給与所得以外の所得合計額が20万円を超える場合には確定申告が必要になるとの…
配偶者控除等申告書がよくわかりません!
会社の年末調整で、「給与所得者の配偶者控除等申告書」を提出するように言われました。なぜ、この申告書を提出する必要があるのかよくわかっていません。いざ書こうと思い申告書を眺めてみたところ、「合計所得金額」というものがよくわからなかったので、…

当サイトの情報はそのすべてにおいてその正確性を保証するものではありません。当サイトのご利用によって生じたいかなる損害に対しても、賠償責任を負いません。具体的な会計・税務判断をされる場合には、必ず公認会計士、税理士または税務署その他の専門家にご確認の上、行ってください。