お役立ちコラム

iDeCo(個人型確定拠出年金)で節税?!

個人型確定拠出年金制度が変更されて、節税効果が大きいと聞きましたがどのような税制の優遇がうけられるのでしようか?

個人型確定拠出年金(愛称:iDeCo)とは毎月決まった額を積み立てて、その資金を自分で運用しながら老後の備えをする私的年金で、公的年金(国民年金、厚生年金保険)に上乗せするものとなります。法改正により2017年1月から基本的に60歳未満のすべての現役世代が加入できるようになりました。この制度のメリットとして挙げられております優遇税制について、以下で簡単にご説明します。
■個人型確定拠出年金iDeCoの掛け金は、全額所得控除を受けることができます。
 【イメージ】税率20%の方が月23,000円の掛け金を積み立てた場合
       所得税の控除額:276,000(掛金年額)×20%=55,200
       住民税の控除額:276,000(掛金年額)×10%=27,600
       年間 82,800円 節税効果が得られます。
■株や投資信託などの金融商品から得た利益に対しては税金がかかりますが、
確定拠出年金での運用で得た利益は非課税です。
■60歳以降に受け取る資産を老齢給付金といいますが、受け取る方法は、2つあります。それぞれ「退職所得控除」、「公的年金等控除」の対象となり控除の対象となります。
 
上記のような優遇があることで老後の備え、資産運用方法としても注目されている制度ですが60歳まで引き出せない、投資リスクがあるなどのデメリットもありますので、
きっちりと内容を確認したうえで上手に活用したいですね。



<参考文献等>

厚生労働省HP

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/kyoshutsu/ideco.html

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