お役立ちコラム

為替換算調整勘定について

為替換算調整勘定とは何ですか?

 為替換算調整勘定とは、在外子会社等の財務諸表の換算手続に際し生じる、決算時為替相場で換算される資産および負債項目の円貨額と、取得時または発生時の為替相場で換算される資本項目の円貨額との差額をいい、プラスの場合は未実現の評価益として、マイナスの場合は未実現の評価損として貸借対照表の純資産の部に記載します

 なお、為替換算調整勘定に対する税効果は、親会社が株式を売却すること等によって実現するものであるため、その認識は子会社等の株式の売却の意思が明確な場合等に限定されます。

<参考文献等>

外貨建取引等会計処理基準

連結財務諸表における税効果会計に関する実務指針38−2項

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