お役立ちコラム

財務諸表の表示方法の変更の取扱い

当社は財務諸表の表示方法の変更を検討していますが、財務諸表の表示方法の変更の取扱いについて教えて下さい。

まず、財務諸表の表示方法は、次のいずれかの場合を除いて毎期継続して適用する必要があります。そのため、むやみな変更は認められないこととなります。

① 表示方法を定めた会計基準又は法令等の改正により表示方法の変更を行う場合

② 会計事象等を財務諸表により適切に反映するために表示方法の変更を行う場合

そして、財務諸表の表示方法の変更を行った場合は、原則として表示する過去の財務諸表について、新たな表示方法に従い財務諸表の組替えを行うとともに次の事項を注記することが要求されています。

① 財務諸表の組替えの内容

② 財務諸表の組替えを行った理由

③ 組替えられた過去の財務諸表の主な項目の金額

④ 原則的な取扱いが実務上不可能な場合には、その理由

【用語】財務諸表の表示方法の変更

財務諸表の作成にあたって採用した表示の方法(注記による開示も含む。)をいい、財務諸表の科目分類、科目配列及び報告様式が含まれる。


参考文献

企業会計基準第24 号 会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準

https://www.asb.or.jp/jp/accounting_standards/accounting_standards/y2009/2009-1204.html

関連コラム

繰延資産とは
p; 繰延資産とは p; 繰延資産は、支出した「費用」で、その支出の効果が将来にわたって現れるものをいいます。支出した「費用」をいったん資産計上し、効果が及ぶ期間にわたって償却することで費用化を行います。※固定資産や棚卸…
税効果会計とは
p; 税効果会計とは p; 会計上の「収益」と「費用」、税務上の「益金」と「損金」は範囲が同じものもあれば、異なるものもあります。これは、会計が投資家などの利害関係者にむけて、適正な経営成績、財政状態を示すことが目的なの…
債権譲渡に係る消費税の取扱い
早期資金調達および回収の効率化を目的として債権譲渡を行いました。会計処理や税務上で何か注意すべきことはありますか?
キックバックを受けた場合の会計処理
当社では、今期から新たに販売店としての事業を開始しています。メーカーから商品を仕入れ、E/Uに販売していますが、売行きが好調だったため、メーカーからキックバックという名目の金銭を受領しました。この受け取った金銭は、会計上どのように処理すれ…
IR情報を積極的に開示しないと損をする!?
当社はホームページのリニューアルを計画しており、それに伴いIR情報の充実を検討しています。 一方で、IR情報を充実する場合に発生する追加的な人的コストについての懸念もあります。 今般、多くの会社でIR情報を積極的に発信しているため、当社も…

当サイトの情報はそのすべてにおいてその正確性を保証するものではありません。当サイトのご利用によって生じたいかなる損害に対しても、賠償責任を負いません。具体的な会計・税務判断をされる場合には、必ず公認会計士、税理士または税務署その他の専門家にご確認の上、行ってください。