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「ABM(Activity Based Management:活動基準管理)」について

「ABM(Activity Based Management:活動基準管理)」について教えてください

ABM(Activity Based Management:活動基準管理)ないし活動基準原価管理とは、プロセス視点に立脚して原価作用因分析、活動分析および業績分析を活用して原価低減を図ろうとする経営管理のためのツールです。

原価作用因分析では、業績測定のために選定された原価作用因が妥当であったか否かが分析されます。具体的には、資源と活動、活動と原価計算対象との間に適切な因果関係があるかを分析します。

活動分析とは、組織体において実施される活動の識別と記述のことをいいます。活動分析は、インタビュー、質問表、観察および過去の作業記録を基礎にして行われます。活動分析のためには、企業にとって有益な活動と、ムダな活動を区分することが有用です。有益な活動とは、企業内外の顧客(内部顧客と外部顧客)に付加価値を生み出し、究極的には企業価値を増大させる活動のことをいいます。

ABMでは、有益な活動を付加価値活動(value added activity)、ムダな活動を非付加価値活動(non value added activity)といいます。そして、非付加価値活動を絞りだす活動の分析を非付加価値分析といいます。

製品に価値が付加されるのは、加工が行われているときだけです。逆に、工場内に寝かされている製品は、製品を改善しなくても原価を発生させます。非付加価値活動の原価は、在庫維持、保管、整理、または生産管理に関連して発生します。これらの原価の多くは、工場内での製品の流れをスムーズに行えるよう改善することにより排除されます。以上の結果から業績測定が行われます。

<参考文献等>

櫻井通晴『管理会計 第五版』同文館出版、2012年

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