お役立ちコラム

ファイナンス・リースを中途解約した場合の会計処理について

当社はファイナンス・リース契約の中途解約により、規定損害金が発生する予定です。ファイナンス・リース契約の中途解約時の会計処理を教えて下さい。

ファイナンス・リースを中途解約した場合は、リース資産の未償却残高をリース資産除却損等として処理します。仮に中途解約による規定損害金を一時又は分割払いで支払う場合は、リース債務未払残高と規定損害金の差額を支払額の確定時にリース債務解約損等で処理します。

具体的には、リース解約時に以下の状況であった場合、

リース資産      :48,000円 ,リース資産の減価償却累計額 :28,800円

リース債務未払残高  :21,855円 ,規定損害金         :23,000円

以下のように処理します。

減価償却累計額  28,800円 / リース資産 48,000円

リース資産除却損 19,200円

リース債務    21,855円 / 現金預金  23,000円

リース債務解約損 1,145円

なお、リース資産除却損とリース債務解約損は、損益計算書上、「リース解約損」等の科目で合算して表示することができます。

 

参考条文等

企業会計基準適用指針第16号「リース取引に関する会計基準の適用指針」

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