お役立ちコラム
平成28年度の新設助成金キャリア希望実現支援助成金というものがあると聞いたのですが?
-
平成28年度の新設助成金 「キャリア希望実現支援助成金」というものがあると聞きました。どんな内容のものですか。
-
平成28年は、助成金の当たり年といわれておりますが、今回は、新設された助成金、「キャリア希望実現支援助成金」について紹介したいと思います。
「キャリア希望実現支援助成金」は、労働者が職業生活全般を展望した職業生活設計を行っていく中で、65歳を超えても安定的な雇用機会を得ることができるよう、キャリアチェンジを希望する中高年人材の受入れや、受入れ後に訓練を実施する生涯現役企業(65歳を超えて継続雇用が可能な企業)を支援する助成措置です。
“生涯現役移籍受入コース”と“移籍人材育成コース”があり、内容は以下の通りです。
コース
内容
助成金額
生涯現役移籍受入コース
中高年人材(40~59歳までの労働者)移籍により、期間の定めのない労働者として受入れた場合、助成あり。
※受入企業
(65歳を超えて継続雇用が可能な企業)・1人あたり40万円。
(移籍人材育成支援コースも併用可能)移籍人材育成コース
移籍により受け入れ、Off-JT・OJTを行った場合、費用の一部に対し助成あり。
・Off-JTを行った場合訓練経費の実費相当額(最大30万円)。
・対象者1人につき1時間あたり800円。
・OJTを行った場合対象者1人につき1時間あたり700円。
詳しくは、厚生労働省の以下リンク先をご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12602000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Roudouseisakutantou/0000104121.pdf
※PDFデータの最終ページになります。
関連コラム
- 令和7年度 業務改善助成金
- 業務改善助成金は、最低賃金の引上げに向けた環境整備を図ることを目的としており、「事業場内で最も低い賃金」を一定額以上引き上げるとともに、生産性向上につながる設備投資(機械設備、コンサル ティング導入や人材育成・教育訓練)などを行った場合に、…
- 社会保険適用拡大のコストについて試算してみた
- 令和6年(2024年)10月から、短時間労働者の社会保険加入義務が、被保険者数101名以上の企業から、51名以上の企業へ拡大される。短時間労働者の社会保険の加入要件は次のとおりだ。・週の所定労働時間が20時間以上・所定内賃金が月額8.8万円…
- くるみん認定 えるぼし認定 ユースエール認定
- 人材の確保、定着に苦労しているという声をよく聞きます。退職者が続き、新規採用も芳しくなく、人手不足により従業員の業務負担が増えていくという悪循環。労働力人口が毎年50万人ずつ減少していくという試算もある中で、企業の求める人材の要件は高度化…
- 障害者法定雇用率の段階的な引き上げが始まります
- 令和5年度においては2.3%で据え置かれていましたが、令和6年4月から2.5%、令和8年7月から2.7%と段階的に引き上げる決定がなされています。『参考:障害者の法定雇用率引上げと支援策の強化について(厚生労働省)』これまで雇用義務のなかっ…
- 治療と仕事の両立支援を考えましょう
- 【会社が治療と仕事の両立支援を行う意義】「治療と仕事の両立支援」とは、病気を抱えながらも働く意欲・能力のある労働者が、仕事を理由として治療機会を逃すことなく、また、治療の必要性を理由として職業生活の継続を妨げられることなく、適切な治療を受け…
当サイトの情報はそのすべてにおいてその正確性を保証するものではありません。当サイトのご利用によって生じたいかなる損害に対しても、賠償責任を負いません。具体的な会計・税務判断をされる場合には、必ず公認会計士、税理士または税務署その他の専門家にご確認の上、行ってください。
