お役立ちコラム

年金の納付が経済的に難しい時について

経済的に厳しい時、年金を納めなくて良い方法はありますか。

 所得が低く、国民年金保険料の納付が難しい場合、本人の申請により「保険料免除・納付猶予制度」が適用される場合があります。ただし、国民年金第1号被保険者に限りますので、勤務先で厚生年金に加入されている場合は、この制度を利用することができません。

 保険料免除の要件として、本人・配偶者・世帯主の前年所得が問われます。また、30歳未満の方は、本人・配偶者のみの前年所得が問われます。(若年者納付猶予制度)

 申請が承認されると、保険料の納付が免除もしくは猶予されますが、その期間・金額に応じて将来の年金受給額は減少してしまいます。その減少分を補うため、後から免除・猶予分を納付することも可能です。(追納)

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