お役立ちコラム
電子帳簿保存法におけるスキャナ保存制度の対象について
-
平成27年3月31日付けで電子帳簿保存法施行規則が改正されましたが、何がスキャナ保存の対象になるか教えてください。
-
スキャナ保存の対象は、『規則第3条第3項に規定する書類』以外の書類とされており、『規則第3条第3項に規定する書類』とは、具体的に、棚卸表、貸借対照表及び損益計算書などの計算、整理又は決算関係書類となっています。
よって、それ以外がスキャナ保存の対象となります。
また、以前は「3万円以上」の契約書、領収書等については、スキャナ保存は対象外でしたが、この金額基準は廃止され、全ての契約書、領収書等が可能となりました。
<参考HP>
国税庁HP 適用要件~スキャナ編
https://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/joho-zeikaishaku/dennshichobo/jirei/ans2/03.htm#a31
関連コラム
- 損金算入となる飲食費の基準変更について
- はじめに 2023年12月14日に「令和6年度税制改正大綱」が公表され、税務上損金不算入となる交際費等の範囲から除外される飲食費にかかる金額基準についての見直しがありました。公表されてから半年以上経過しているため、既にご存知の方も多いと思い…
- 納付書の事前送付の取りやめについて
- はじめに 国税庁のホームページに「納付書の事前送付に関するお知らせ」というものが掲載されているのはご存じでしょうか。 今までは申告や納付期限が近付くと所轄の税務署から納付書が送付されておりましたが、キャッシュレス納付の利用拡大、社会全体の効…
- リース会計処理の改正について
- はじめに2023年5月2日付で、企業会計基準委員会日付で、企業会計基準委員会(ASBL)より「リースに関する会計基準(案)」および「リースに関する会計基準の適用指針(案)」が公表されたことをご存知でしょうか?今回のリースに関する会計基準の改…
- インボイス制度における2割特例とは
- はじめについに令和5年10月1日よりインボイス制度の適用が開始されました。インボイス制度に対応するために、免税事業者から課税事業者へ変更することにした事業者の消費税計算について、「2割特例」が新設されたことはご存知でしょうか。今回は、その「…
- 今更聞けない!?インボイス制度について
- インボイス制度とはインボイス制度とは、2023年10月より適用される制度であり、仕入税額控除の要件として適格請求書(インボイス)の保存が義務化されるという内容の制度です。そもそも適格請求書(インボイス)とは、売り手が買い手に対して正確に摘要…
当サイトの情報はそのすべてにおいてその正確性を保証するものではありません。当サイトのご利用によって生じたいかなる損害に対しても、賠償責任を負いません。具体的な会計・税務判断をされる場合には、必ず公認会計士、税理士または税務署その他の専門家にご確認の上、行ってください。
