お役立ちコラム
外国グループ会社からの転籍者について
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ベルギーのグループ会社から、2年間の予定で外国人の社員が転籍してくることになりました。社会保険や給与処理で気をつけることはあるでしょうか?
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基本的には中途入社の社員と変わりませんが、申請をすることで厚生年金は免除されます。
ある企業との労働契約関係を終了し、新たに他の企業(転籍先)との労働契約関係に入る事を「転籍」と言います。対象者は転籍先の企業と直接労働契約を結びますので、法的な位置づけは中途入社と変わるところはありません。
税区分について
2年間の予定ということですので、対象者は居住者として取り扱うことになります。住所が決まり次第「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を提出していただきましょう。
労働保険、健康保険について
外国人労働者であっても加入要件を満たしているのであれば、それぞれ加入することになります。扶養親族の取り扱いも要件は変わりません。
厚生年金について
基本的には健康保険と同様の取り扱いになるのですが、社会保障協定を締結している国への派遣で、派遣の期間が5年を超えない見込みの場合には、事前の申請によって相手国の法令の適用が免除されます。
ベルギーは社会保障協定が発行済みとなっていますので、派遣期間が2年間の予定であれば、 申請をすることで日本の公的年金制度の加入については免除されます。
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