お役立ちコラム

自転車通勤をする際の留意点について

当社では自転車通勤を認める際の労務管理上の留意点を教えてください。

自転車通勤を認める際の留意点はいくつかありますが、下記の点にまず留意することが必要です。

(1)許可基準

通勤途上の事故に際して、加害者にも被害者にもなりうる状況が多いので、安全教育を徹底すること、任意の保険加入等をさせるなどの許可基準を設けることが必要です。

(2)通勤費の取扱

実費はかかりませんが、タイヤなどの消耗品や、雨天時の交通費などがかかる場合が考えられますので、あらかじめ通勤費の取扱を決めておくことが得策です。

(3)関連規程・書式の整備手

続きを明確にしておくことで、従業員自身の都合で自転車通勤をしているのではなく、会社の管理下で自転車通勤が行われていることを示すことにもつながります。

(4)駐輪上の確保

会社が自転車通勤を認める場合は、駐輪場についての配慮が求められます。会社で駐輪場を用意するのか、または、自転車通勤者本人が確保できた場合のみ許可するのか等を規定化しておくことが必要です。会社側が自転車通勤を奨励する場合には、駐輪場確保のサポートが必要になるかもしれません。

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