お役立ちコラム

インターンシップ制度について

インターンシップ制度とはどのようなものでしょうか?また企業側は導入に際し、どのような点に注意したら良いでしょうか?

インターンシップ制度とは大学生等が企業内で実務経験することで、職業意識を高めるための就業体験のことです。多くは、夏休みなどの長期休暇を利用して行われ、インターンシップを受け入れる企業に興味のある学生が自発的に申し込んで行われるものです。また大学の正規科目のなかに組み込まれて単位を取得できる場合もあります。こうした就業体験をすることで、実際に就職してから、就業に対するミスマッチを防ぐことができるとされています。就職サイトなどでも募集をおこなっており、就業先を就職先として希望する場合などでも有利に働く面もあるようです。

受け入れる企業側での注意点は、研修中に起きる事故についてです。万一事業所内で事故が起きてしまった場合、企業側は安全配慮義務を負うことは避けられません、通常労働者であれば、労災で事故の補償を行いますが、インターンシップは労災と認められないことが多いため、他に民間の保険に入るなどしてリスクを回避する必要があります。

また企業内に社員以外の者を立ち入らせることで、企業の保有する情報の漏洩などにも注意する必要があります。研修中にパソコンなどを使用させる場合にも、アクセス権限を制限するなど、リスクを回避するための方策を立てておく必要があります。

 

 

 

 

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