お役立ちコラム

振込データ付随情報の入力忘れを防止する具体的な方法

インターネットバンキング(EB)の総合振込で支払いを行っています。その際に、INVOICE No.や、会社コードを知らせるよう依頼されている顧客があります。そこでEDI情報や振込人依頼番号を入力するようにしているのですが、忘れてしまうことがあります。何か入力忘れを防ぐ方法はないでしょうか。

まず、EDI情報と振込人依頼番号について説明致します。どちらも、売掛金等の消込事務処理の効率化を目的に、依頼人と受取人との間であらかじめ取り決めた番号等、振込データに付随して授受する情報のことです。

 なお、EDI情報として使用できる文字は20桁以内の英数カナ記号で、記号は¥.「」()-/の8種類が使用できます。また振込人依頼番号は、10桁以内の数字が使用できます。

ではBiz Station(三菱東京UFJ銀行のEB)を例にして、具体的な方法を紹介致します。振込先内容の入力(総合振込振込先事前登録)のメニューに、「メモ」という項目があります。全角32文字まで入力でき、入力された内容は振込先には知らされません。ここに「EDI情報の入力が必要」といった注意書きを入力します。この注意書きがあると、入力忘れをしていても支払データ作成後のチェックの際に気づくことが出来るかと思います。

またこの項目には自由に入力ができるため、他の事にも応用がききます。例えば振込先口座と支払資料とで氏名が異なる社員の方(たとえば外国籍の方)のメモに、支払資料の氏名を記入します。そうすることでチェックがしやすくなるのではないでしょうか。

このようにメモを有効に利用し、支払業務の効率化を図って下さい。

関連コラム

電子帳簿保存法とは?令和5年度税制改正のポイント解説
電子帳簿保存法とは 電子帳簿保存法とは、今まで原則として紙での保存が義務付けられていた帳簿書類について、所定の要件を満たした場合、紙ではなく電磁的記録(電子データ)による保存を可能とすることを定めた法律です。また、電子データとして授受した情…
絶対に失敗したくない!経理アウトソーシングで気をつけるべきこととは?
p; 経理アウトソーシングを失敗しないための秘訣とは? p; 今回のコラムでは、経理アウトソーシングで失敗しないために取り組むべきポイントを紹介しています。経理アウトソーシングは委託すれば終わりというわけではありません。…
今さら人に聞きにくい「振込振替」「総合振込」「給与振込」の違いとは?
世の中に広く普及している「インターネットバンキング」。個人で利用されている方も大勢いらっしゃると思います。しかし、総務部や経理部に配属されて、いざ仕事で使用するとなるとコレって何だっけ?何か良く分からないけど人には聞きづらいなぁ&hel…
法人番号指定通知書を紛失した場合の対応について
1. はじめに p; 2016年1月から「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」に基づいた「社会保障・税番号制度」が動き出しています。 この制度の下では「個人番号」と「法人番号」の二種類があり、それぞ…
これさえ知っておけば大丈夫!経理アウトソーシングのメリット・デメリット 8選
経理アウトソーシングは、会社の経営を円滑かつ効率的にするために役立つサービスです。 経理アウトソーシングにはさまざまなメリットがありますが、デメリットも見落としてはいけません。 p; 今回は経理アウトソーシングの…

当サイトの情報はそのすべてにおいてその正確性を保証するものではありません。当サイトのご利用によって生じたいかなる損害に対しても、賠償責任を負いません。具体的な会計・税務判断をされる場合には、必ず公認会計士、税理士または税務署その他の専門家にご確認の上、行ってください。