お役立ちコラム
営業活動から生じた債権と、営業活動以外から生じた債権に係る貸倒損失のキャッシュ・フロー計算書上の取り扱い
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営業活動から生じた債権と、営業活動以外から生じた債権に係る貸倒損失のキャッシュ・フロー計算書上の取り扱いはどうなるのでしょうか?
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債権が貸倒れ、貸倒損失の金額に対して充当する貸倒引当金の金額が不足している場合、債権の性格により原則として営業費用又は営業外費用に計上することとなりますが、貸倒損失は非資金取引であるためキャッシュ・フロー計算書上、調整する必要があります。
営業活動から生じる売掛金などの債権から生じた貸倒損失は、営業キャッシュ・フローの調整項目として、売掛金の増減額に貸倒れによる減少額が含まれているため調整は不要となります。
営業活動以外から生じる貸付金などの債権から生じた貸倒損失は、営業活動から生じる債権のような調整がなされていないため、営業キャッシュ・フローで貸倒損失を調整する必要があります。
<参考文献等>
日本公認会計士協会 連結財務諸表等におけるキャッシュ・フロー計算書の作成に関する実務指針
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