預金口座の凍結とは？

銀行は、遺族からの申し出等により、預金口座の名義人が亡くなったことを知ると、すぐにその預金口座の取引を中止します。預金の凍結とは、この口座の取引が中止されることを言い、故人名義の預金からの引出、電気・ガス・水道料金等の公共料金の引き落とし、年金の受取口座の場合は、振込による入金ができなくなります。

[ 口座凍結の理由 ]

銀行は、相続人の意向に基づき払戻に応じるため、口座の取引を中止します。

故人のキャッシュカード等を持った相続人が勝手に引出し出来ないようにする仕組みです。

[ 口座凍結解除について ]

預金の払い戻しをするためには、相続手続により行わなければなりません。銀行により相続手続に必要となる書類は異なりますが、一般的に下記書類をそろえて提出し、手続きをおこなってもらいます。

必要な書類は、①相続人全員の戸籍謄本、②相続人全員の印鑑証明書、③相続人全員の住民票、④被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本、⑤銀行所定の払戻請求書、⑥銀行の指示する書類、等です。

ただし、⑤の銀行所定の払戻請求書は、相続人の同意がないと用意できない書類で、相続人全員の自署による署名と、実印による捺印が必要となり、金融機関により書類名称や様式が異なります。

また、手続き方法も異なりますので、必ず各金融機関の担当窓口にて確認をお願い致します。