お役立ちコラム

名義書換え失念株の配当は通常の配当と取扱いは異なる?

保有していた株式を売却しましたが、名義の書き換えを忘れていたために売却先ではなく当社に配当が支払われてしまいました。  この場合、通常の配当と取扱いは異なるのでしょうか。

名義書換え失念株の配当については受取配当等の益金不算入及び所得税額控除の適用ができません。

通常、法人が配当を受け取った場合はその金額のうち一定額を所得から減算することができます。また、配当を受けた際に源泉徴収された所得税の金額のうち一定額は納めるべき法人税額から控除することができます。

しかし、名義書換えを失念したことにより受け取った配当については上記の規定が適用できないこととなります。

なお、個人の場合は受け取った配当の金額は配当所得ではなく雑所得となり、配当控除は適用できません。

税務の問題以外にもトラブルの原因となることもあるので、株式などを売買した時は名義の書き換えを忘れないように気をつけましょう。

<参考文献等>

法人税法基本通達3-1-2

https://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/tsutatsu/kihon/hojin/03/03_01_01.htm

法人税法基本通達16-2-1

https://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/tsutatsu/kihon/hojin/16/16_02.htm 

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