お役立ちコラム

相続時精算課税を選択した場合の少額の贈与の取扱い

父からの贈与について相続時精算課税を選択しました。 贈与税は基礎控除110万円以下の贈与なら申告不要ときいたことがありますが、父からの110万円以下の贈与でも申告は必要ですか?

このご質問で申告不要といわれている贈与税の基礎控除は「暦年贈与に係る贈与税の基礎控除」についていわれてみえるのだと解されます。相続時精算課税を選択した場合、特定贈与者(この場合父)からの贈与については、すべて相続時精算課税が適用されることとなり、暦年贈与を選ぶことはできません。したがって暦年課税に係る贈与税の基礎控除の適用を受けることはできません。

したがって「相続時精算課税選択届出書」を提出した年分以降、特定贈与者からの贈与により取得した財産については、その金額にかかわらず、全て贈与税の申告が必要となります。

 

 <参考文献等>

国税庁HP 質疑応答事例

相続時精算課税を選択した場合の少額贈与についての贈与税の申告の要否

http://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/shitsugi/sozoku/16a/07.htm

関連コラム

新コラムサイト「経理のススメ」開設のお知らせ
会計・経理のお役立ちコラムを新規開設しました! p; p;「経理のススメ」
教育資金の一括贈与制度 使いきれなかった場合はどうなるか
教育資金の一括贈与制度とは、30歳未満の個人が、教育資金に充てる目的で、銀行等の金融機関との一定の契約に基づき、受贈者の直系尊属(祖父母等)から金銭等の贈与を受けた場合において、一定の非課税手続きを行ったときは、その贈与を受けた金銭等のう…
相続に影響ある?配偶者居住権って?
相続法が改正され配偶者居住権が新設されると聞きましたが、新設されれば何が変わるのでしょうか?
「家なき子の特例」、三親等内の親族の家に居住している場合は適用不可!?
田舎の母が亡くなり実家を相続することになりました。この家は父が他界した後、母が一人で暮らしていました。私は現在、東京の叔母の家を借りて生活しており、これまで家を所有したことはなく、ずっと独身です。今回、小規模宅地等の特例の適用は受けられま…
生前に贈与された財産に相続税が課されるのはどのような場合ですか?
相続税より贈与税の適用税率が低いため、生前贈与を活用して財産の移転を行っています。しかし生前贈与で引き継いだ財産にも相続税が課せられるケースがあると聞きましたが、どのよう場合でしょうか? p;

当サイトの情報はそのすべてにおいてその正確性を保証するものではありません。当サイトのご利用によって生じたいかなる損害に対しても、賠償責任を負いません。具体的な会計・税務判断をされる場合には、必ず公認会計士、税理士または税務署その他の専門家にご確認の上、行ってください。