お役立ちコラム

長期平準定期保険の支払い

当社では、税金対策も兼ねて、法人を契約者とする保険に加入する予定です。長期平準定期保険と言われる保険に加入予定ですが、会計上・税務上の注意点を教えて下さい。

 法人が支払う保険料は、原則として、定期保険など貯蓄性のない保険は損金に算入し、養老保険や長期平準定期保険など貯蓄性のある保険は資産に計上することとなります。

 長期平準定期保険とは、保険期間満了時における被保険者の年齢が70歳を超え、かつ、その保険に加入した時の年齢に保険期間の2倍に相当する数を加えた数が105を超えるものをいいます。

 長期平準定期保険に該当する保険に加入した場合には、保険期間の開始の時から当該保険期間の60%に相当する期間においては、支払保険料の2分の1を損金算入、2分の1を資産計上する必要があります。

 保険期間の後半40%に相当する期間においては、支払保険料の全額を損金算入することができ、さらに、前半60%の期間で資産計上した金額を、40%の期間で取り崩して損金算入することとなります。

 

<参考文献等>

国税庁HP

http://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/tsutatsu/kobetsu/hojin/870616/01.htm

 

(掲載日:2016年9月9日)

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