ヘッジ会計とはどのような会計処理のことでしょうか。

ヘッジ会計とは、ヘッジ対象とヘッジ手段に係る損益計上のタイミングを合わせることにより、ヘッジの効果を会計に反映させるための会計処理をいいます。具体的には、時価評価されているヘッジ手段に係る損益をヘッジ対象に係る損益が認識されるまで純資産の部で繰り延べる「繰延ヘッジ」とヘッジ対象である資産又は負債に係る相場変動などを損益に反映させることにより、その損益とヘッジ手段に係る損益とを同一の会計期間に認識する「時価ヘッジ」の2種類があり、このうち繰延ヘッジが原則的方法とされています。