お役立ちコラム

外国送金に用いるSWIFT、IBAN、ABAコードについて

外国から受領した請求書に記されているSWIFT、IBAN、ABAコードとは何ですか?

日本国内の金融機関にある口座同士で振込を行う場合、振込先の金融機関の識別には全国銀行協会内の金融機関共同コード管理委員会が付与している4桁(金融機関)+3桁(支店)のコードが用いられています。しかしこれは日本独自のコードであり、外国の金融機関に対して振込を行う場合は国際規格の金融機関コードを用いて振込先を識別しています。

国際規格コードには国際銀行間通信協会が扱う「SWIFTコード(BICコード)」があり、「4桁:金融機関+2桁:国名略号+ 2桁:所在地+ 3桁:支店」の計11桁から振込先の金融機関を特定出来る仕組みになっています。外国送金では必須のコードになります。

さらに米国内の金融機関には店舗毎に個別の「ABAナンバー」という9桁の番号が割り振られています。一方、欧州では欧州銀行協会と国際標準化機構(ISO)により定められた「IBAN」というコード体系が用いられており、「2桁:国コード+2桁:チェックデジット+30桁以内:各国銀行コードと口座番号」いう構成になっています。

日本から外国の銀行に振込みを行う際には「ABAナンバー」や「IBAN」の記載は必須ではありませんが、欧州の一部金融機関では「IBAN」を記載せずに振込を行うと処理遅延や、それを理由とした追加手数料を課せられる可能性がありますのでご注意ください。

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