お役立ちコラム

障害者雇用納付金の法人税上の取り扱いについて

弊社では、障害者雇用納付金を支払っています。こちらは、障害者雇用の雇用率未達成企業に対して課されるものですが、当該納付金は法人税法上、損金として認められるものでしょうか。

 法人税法 基本通達9-5-7(3) 「障害者雇用納付金の額につき、障害者雇用納付金申告書が提出された日」の属する事業年度の損金の額に算入するとされています。

 そのため、申告書の提出により確定金額を納付する場合には、当該納付額は損金の額に算入されます。

<参考文献等>

国税庁HP

http://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/tsutatsu/kihon/hojin/09/09_05_04.htm

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