お役立ちコラム

予定納税の計算について

当社(3月決算)はこの度、地方税の予定納付を行います。予定納付用の納付書に金額が印字されていない市町村があったため、私が納税額を計算し、上司のチェックを受けたのですが、金額が違うと指摘されてしまいました。 納税額は前年度の確定税額の半分と考えておりましたが、違うのでしょうか。

予定納付の計算方法は、以下の通りとなります。税目により計算方法が異なりますので、注意が必要です。

・法人事業税、地方法人特別税(、法人税)

前事業年度の確定税額÷前事業年度の月数×6

・法人住民税(法人税割)

前事業年度の確定税額×6÷前事業年度の月数

・法人住民税(均等割)

均等割額(年額)×事務所等を有していた月数÷12

参考条文

法人税法第71条、地方税法第53条、地方税法第72条の26、地方税法第321条の8

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