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「ABC(Activity Based Costing:活動基準原価計算)」の基礎概念の「活動」について

「ABC(Activity Based Costing:活動基準原価計算)」の基礎概念の「活動」について教えてください

ABCの中核は、「活動」に焦点を当てた原価計算にあります。活動(activity)とは、ある機能を遂行するのに必要となる行為のことであり、意図した目的によってさらに細分化されます。

企業には多様な活動があります。例えば、営業部門では受注処理、顧客への訪問、見積書の作成、集金、苦情処理、社内のミーティングなどの活動があり、購買部門では、納入業者の選定、発注、検収、社内運搬などの活動があります。

活動分析によって原価低減を図るためには、活動をできるかぎり細かく細分化することが望ましいですが、あまりに細かすぎるとコストがかかりすぎるため、活動の項目数を決定するに当たっては、費用対効果を考慮すべきです。

活動の決定にあたって考慮すべき事項は、次の3つになります。

(1)正確な原価情報をどの程度まで必要とするか

活動ごとにそれと対応している原価作用因があるので、作業活動の項目数を多く(細かく)設定すればするほど、一般的に正確性は高まります。

(2)測定費用をどこまで容認できるか

   活動を細分化するにつれて、測定費用が高くなります。活動をどこまで細分化するかは、費用対効果を検討して決定します。

(3)情報技術(IT)をどの程度活用するか

    廉価な情報処理費用で原価計算システムを活用できるかが、ABC導入のカギとなります。

 

 <参考文献等>

   櫻井通晴『管理会計 第五版』同文館出版、2012年

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