お役立ちコラム

登記簿上の地積と実際の地積が異なる場合の土地の評価

私が相続により取得した土地は、登記簿上の地積と実際の地積が異なっています。この土地を倍率方式で評価する場合、どのように評価するのでしょうか??

土地の地積は登記簿上の地積ではなく、実際の土地の地積によることとされています。

固定資産税評価額は原則として、登記簿上の地積に基づき算定されていますので、倍率方式で土地を評価する場合、登記簿上の地積と実際の地積が異なるときは、その土地の実際の地積に対応する固定資産税評価額を仮に求め、その額に倍率を乗じて評価額を計算することになります。

この場合、その土地の実際の地積に対応する固定資産税評価額は、支障のない限り、次の算式で求めた価額によることとしても差し支えありません。

その土地の固定資産税評価額 × 実際の地積 / 土地課税台帳地積

(注)台帳地積によることが他の土地との評価の均衡を著しく失すると認められる場合でなければ、すべての土地について実測を要するものではありません。

参考条文

財産評価基本通達8

http://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/tsutatsu/kihon/sisan/hyoka/02/01.htm#a-8

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