お役立ちコラム
社会保険労務士試験について
ひと月ほど前の平成30年11月9日、
第50回社会保険労務士試験の合格発表がありました。
今年の合格率は6.3%ということで、最近の合格率に照らしてみれば
平年並みか、少し難しい程度の難易度だったということになるのでしょうか。
試験は労働基準法、安全衛生法、労災保険法、雇用保険法、徴集法、健康保険法、厚生年金保険法、国民年金保険法、社会保険の一般常識、労働保険の一般常識の科目があり、これを1日かけて
マークシートに解答していくという試験方式です。
休憩時間はお昼のみで、科目ごとに休憩をはさむものではありませんから、
全体の時間マネジメントが必要となります。
午前中は長文の穴埋め問題で、科目ごとに5つの空欄があり、
正しい解を選択する形式で、すべての科目で3点以上の正答が求められます。
※1問1点の計算です。
例えば、労基法以外の科目で満点でも、労基法が2点であれば、全体として不合格。
また来年再挑戦ということになるわけですね。
午後の試験は、択一式。
設問を読み、正しい回答を複数の選択肢から選ぶという形式で、こちらは、各科目10問で4点以上の
正答が求められます。
こちらも同様に4点未満の科目が一つでもあれば、全体として不合格となります。
※基準点のラインは、正答率により、選択式3点、択一式4点より引き下げられることがあります。
設問には、十分に勉強をしていても、全く知らない問題が出ることが多くあり、その上
全科目で基準点を越えなければならないという試験の性質が、難易度を上げる一要因となっています。
執筆者:立山
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