源泉所得税徴収時の円換算レートとは？

掲載日：2017年5月23日

私は、ドイツに本社のある外国法人に対して、今月末までに、ロイヤリティを支払うことになりました。契約金額はＥＵＲ表示されており、支払もＥＵＲで行います。この支払に対する源泉徴収税額はどのように計算すればいいでしょうか？: 支払期日の電信買相場（ＴＴＢ）で円換算した契約金額を対象に、源泉所得税額を計算し徴収します。

支払期日が、月・週等の期間で定められている場合は、その期間の末日の電信買相場（ＴＴＢ）で円換算し、もし同日より前にその支払いが行われた場合は、支払が行われた日の電信買相場（ＴＴＢ）で円換算し源泉所得税を徴収します。

ただし、その支払が著しく遅延して行われている場合以外は、その外貨で表示されている額をその対外支払手段の購入に際して適用された外国為替相場によって換算した金額をもとにして源泉徴収税額を計算して差し支えないこととなっています。

しかし、もし、外貨で表示されている額に相当する金額を円で支払った場合には、その支払に関する契約等で定められている換算方法等に従って支払う円の金額で計算することとなっていますのでご注意ください。

＜参考文献等＞

国税庁ＨＰ：所得税基本通達213-1～213-3

http://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/tsutatsu/kihon/shotoku/37/01.htm

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