お役立ちコラム

売上原価が確定していない場合の見積り計上

売上原価となるべき費用について、その金額が事業年度終了の日までに確定していない場合には、同日の現況によりその金額を適正に見積ることとされていますが、次の費用は売上原価として見積り計上してもよろしいでしょうか。

①当期に機械設備を販売し搬入をしたが据付工事が未了である場合の据え付け工事に係る費用(据付工事を含めて収益に計上済み)
②販売後、一定期間内に欠陥等が生じた場合に当方の負担において補修・点検等を行うこととしているその費用

①収益計上をした売上高等に対応する売上原価が期末現在において未確定である場合には収益費用対応の見地から、同日の現況によりその金額を適正に見積り売上原価に計上しなければなりません。

②補修費用等は販売に関連して発生する費用であるが、これらの費用は単なる事後的費用の性質を有するものであり、売上原価となるべき費用ではないことから、見積り計上することは認められません。

<参考URL>

国税庁HP 2-2-1 売上原価が確定していない場合の見積り

https://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/tsutatsu/kihon/hojin/02/02_02_01.htm

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