会社に履行義務の有る災害補償とはなんですか？

労働基準法では使用者に対して、労働者が業務上被害を被った場合には、一定の災害補

償をしなければならないとしております。

災害補償は、その災害発生について、使用者に過失がない場合でも適用され、いわゆる

“無過失損害賠償責任”の考え方が採用されております。

労災保険制度は、この使用者責任の完全履行のために設けられており、労働者への補償は

一部を除き、労災保険において行われることになっています。

主な災害補償には

・療養保障

（業務上負傷し、病気になった場合に、必要な療養の費用を負担する）

・休業補償

（療養のため労働が出来ず、賃金を受けられない場合に、一定額を補償する）

・障害補償

（一定以上の障害が残った場合に、その障害に応じた額を補償する）

・遺族補償

（死亡した場合において、一定額を補償する）

などがあります。