お役立ちコラム

払い過ぎてしまった所得税はどうしたら取り戻せる?

確定申告にて所得税を納付しましたが確定申告書の給与の収入金額を誤って多く記載してしまい所得税を納付し過ぎてしまいました。既に確定申告期限は過ぎてしまっています。どうしたら多く払った分を取り戻すことができますか?

確定申告期限後に申告書に書いた税額等に誤りがあったことを発見した場合で申告をした税額が実際より多かったときに正しい額に訂正することを求めることができます。この手続を更正の請求といいます。

更正の請求の手続きは、法定申告期限から5年以内に更正の請求書に記載事項(下記参照)を書き入れ申告先の税務署へ持参又は郵送で提出します。

請求が認められるには、事実を証する書類の提出も必要となります。また、請求をする本人の本人確認書類の提示又は写しの添付が必要となります。

更正の請求書の提出後は、提出した更正の請求書の内容が適正かを審査し認められれば還付が受けられます。

【更正の請求書の記載事項】

・住所、氏名、個人番号(マイナンバー)、職業、電話番号

・年度

・請求の目的となった申告又は処分の種類

・申告書を提出した日、処分の通知を受けた日又は請求の目的となった事実が生じた日

・更正の請求をする理由、請求をするに至った事情の詳細等

・添付した書類

・請求額の計算書

・還付される税金の受取場所

参考

[手続名]所得税及び復興特別所得税の更正の請求手続

http://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/01.htm

執筆者:佐野

 

当サイトの情報はそのすべてにおいてその正確性を保証するものではありません。当サイトのご利用によって生じたいかなる損害に対しても、賠償責任を負いません。具体的な会計・税務判断をされる場合には、必ず公認会計士、税理士または税務署その他の専門家にご確認の上、行ってください。