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「正確な決算を早くラクに実現する経理の技30」が発売されました

正確な決算を早くラクに実現する経理の技30

発行:
税務経理協会
価格:
1,500円(税抜)
発行日:
2016年1月 1日

本書は、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)会社として、積極的にお客様へ改善提案を行ってきたノウハウを公開しています。
 
企業は、少子高齢化に伴う労働人口の減少、採用活動における売り手市場の常態化から、若者の採用に苦心しています。その結果、貴重な人材を営業部門や開発部門等の本業に近い部署にまわさなければならないため、経理部門に若い人材を拡充することが難しくなってきています。特に中小企業においては、団塊の世代の退職が続く時期に入っていく中、次世代への伝承が行われていないケースが少なくありません。
また、会計・税務の分野における度重なる法改正等で、経理部門は、最新かつより高度な専門性が求められています。
このように、経理BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)の現場では、人材の確保や内容の複雑化から、経理部門を取り巻く環境の厳しさが増していると痛感せざるを得ません。
ただ、一方で、このような環境下においても、「業務の属人性を排除し、ブラックボックス化を阻止したい」、「決算を早期化したい」、「事業承継の時期を迎えたが、経理のメンバーが思うように動いてくれない」等、経営者のニーズは増しています。
 
本書では、1000社以上の経理BPO (ビジネス・プロセス・アウトソーシング)に携ってきた経験を活かし、どのようにして経理部門の業務負担を軽減し、正確な数値を出すのかという視点で、5章30項目に分け、改善策としての「標準化」の方法をまとめています。
 
経理部門の仕組み作りが日本経済活性化の手段の一つとなることを願い、執筆いたしました。
是非、お手に取っていただけますと幸いです。

目 次
 
Chapter1 導入編
 file01 経理業務の標準化を始めてみる
 file02 業務分析リストで弱点をあぶり出す 
 file03 Excelを使わない仕組み 
Chapter2 スタートアップ編
 file04 支出申請書に入手すべき情報を網羅する
 file05 日時単位でスケジュールを管理
 file06 整理整頓のススメ
 file07 同一システム、同一業務フロー
 file08 マニュアルを作成する
 file09 データを流し込めば手作業は極小化される
Chapter3 アナログ対応編
 file10 小口現金をなくしてしまう
 file11 概算計上は使える
 file12 月次の作業を省力化するには 他
Chapter4 システム対応編
 file15 経費精算はシステムで処理をする
 file16 部門別損益計算は会計システムを使えば簡単
 file17 プロジェクト別の損益を出してマトリクス経営の実現を
 file18 販売管理システムを使い倒す
 file19 購買管理システムを使い倒す 他
Chapter5 応用工夫編
 file24 勘定科目のマスタ設定はこんなに使える
 file25 固定資産の二重管理を効率化する
 file26 法人税の申告書へ転記できるように帳簿を作る
 file27 交際費は区分しておかないと大変なことに 他
 
 
【執筆者紹介】
■中尾 篤史(なかお あつし)
公認会計士・税理士
CSアカウンティング株式会社 専務取締役
日本公認会計士協会 租税調査会 租税政策検討専門部会・専門委員
著書に「BPOの導入で会社の経理は軽くて強くなる」 、「たった3つの公式で「決算書」がスッキリわかる」、「対話式で気がついたら決算書が作れるようになる本」、「経理・財務お仕事マニュアル」、「経理・財務スキル検定[FASS]テキスト&問題集」、「節約法人税のしくみ」など多数。
 
【関連書籍】
「BPOの導入で会社の経理は軽くて強くなる」
BPOの歴史から、BPOを取り巻く環境、BPO事業者の選定、導入等、BPOの活用の仕方を説明しています