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経理のアウトソーシング料金に含まれるものは?費用の構成や変動理由も紹介

経理業務を効率化する方法のひとつにアウトソーシングがあります。経理のアウトソーシングを考えている担当者は、料金の相場はどれくらいなのかご存知でしょうか。今回は、これからの経理業務に取り入れたい経理アウトソーシングに必要な料金の種類や相場感について紹介し、解説していきます。

 

経理のアウトソーシング料金の構成

 

経理のアウトソーシング料金は、いくつかの費用によって構成されています。アウトソーシング料金の費用はどのように組み込まれているか、具体的な構成を見てみましょう。

 

■ 稼働費

稼働費は、経理業務(仕訳の記帳・債権債務管理・決算処理・入出金処理・財務分析など)に携わってもらうために発生する費用です。アウトソーシング会社の稼働率が上がるにつれ、費用も高くなります。

 

■ 技術費

技術費は、経理業務を行うためのシステム導入費用などを指します。「会計ソフトの導入費」が代表例です。業務委託する経理業務の内容によって技術費は変動します。なお、技術費の料金体系には下記のような種類があります。

・ システム導入費用のみ

・ システム導入費用+月額使用料

・ 月額使用料のみ

ただし、システム導入費用が無料の場合でも月額使用料が高く設定されており、トータルの技術費が高くなるケースもあります。システムの使用年数によって費用は異なるため、大ざっぱな予算計画を立てないことも大事です。

さらに、システムの使用で減価償却費が発生する場合もあるため、システム導入前に損益計算書などの財務諸表もチェックしておきましょう。

 

■ 管理費

経理業務に関する資料・コストなどを管理するための費用です。経理業務の改善に取り組んでくれるアウトソーシング会社もあるため、経理業務の効率化などで悩んでいる会社におすすめです。経理業務のうちアウトソーシング会社に何パーセント管理してもらうかで、料金が変動するケースもあるため注意しましょう。

 

■ 初回登録料

アウトソーシング先によっては、初回費用として登録料が発生することもあります。設定価格は数万円~数十万円前後と幅広いです。申し込むタイミングによっては、初回登録料が免除されるケースもあります。ただ、登録料が発生しない会社のなかには月額料金を割高にしている場合もあるため、十分検討しましょう。

 

 

料金が変動する要因(納期や品質等)

 

経理のアウトソーシング料金が変動する要因は、次の通りです。

 

■ 外部要員の人員&稼働日数

外部要員の人員と稼働日数が増えるにつれて、料金は高くなる傾向があります。外注する経理業務が増えるとアウトソーシング先の稼働時間も増えやすくなり、外注費がかさむ原因となります。外部要員を減らして費用を抑えることも可能ですが、人員が少ない分業務が完了するまでの日数が延びる恐れもあるため、注意しなければなりません。

 

■ 納期

アウトソーシング先に対して、短納期で制作物の納品を依頼した場合も料金は高くなります。理由は、アウトソーシング先の人件費が増えるためです。例えば、普段の納期であれば2人の人員で済む場合でも、納期を数日間短縮しただけで人員を増やさなければならないケースもあります。

また、深夜帯・土日・お盆やゴールデンウィーク内の稼働をアウトソーシング先へ依頼した場合は、割増料金を請求されることもあるため、事前に確認しておくのがベストです。

 

■ 経理業務の難易度

一般的に、外注した業務の難易度が高く専門的になるほど料金は高くなります。人件費が増えたり業務に導入するシステム費用が増えたりする可能性があるためです。また、アウトソーシング先によっては高度な知識を持っている人へ依頼すると、料金が上がるケースがあります。

その他に、オーダーメイドでシステム作成を依頼する場合は、費用が高額になる恐れもあるため要注意です。前もってアウトソーシング先に予算を伝えると、その金額に応じてシステムを作成してもらえる可能性があります。

 

 

経理のアウトソーシング料金の目安

 

最後に、経理のアウトソーシングの料金目安について考えてみましょう。アウトソーシングの料金は、人件費と比べて割安かどうかがポイントです。

もし、時給1,000円でアルバイト1名を雇い経理業務を任せる場合、単純計算で1,000円×8時間×20日=16万円が毎月発生します。交通費や採用広告費を考慮して時給2,000円で計算すると、2,000円×8時間×20日=32万円が毎月必要です。

このように人員を雇用した場合の費用に比べてアウトソーシングの料金が割安になる場合は、アウトソーシングを利用すると有用です。また、アウトソーシングすれば社会保険料の支払いがないため、その分の費用を抑えられます。

 

 

まとめ

 

アウトソーシングを活用すると、社員を雇う場合と比べ費用を抑えやすくなります。さらに、経理に詳しい人材をアウトソーシングすることで人材育成の手間を減らせます。経理業務が多く効率化したいと考えている経理担当者は、アウトソーシングを有効に活用してみてはいかがでしょうか。

 

参考:

 

関連サービス

経理アウトソーシング│会計・経理や人事・労務のアウトソーシング

 

執筆者:海野

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