お役立ちコラム
ここが変わった!労働保険年度更新 申告書の書き方
今年も労働保険料の申告時期がやってきました。
お手元に届いた申告書を見て、あれ?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
令和4年度は雇用保険料率が年度途中で変更されることにより、
概算保険料の記入の仕方が変わっているのです。
具体的にどのように記入するのかご案内いたします。
【令和4年度の雇用保険料率】
以前ご紹介しましたように令和4年度の雇用保険料率は以下のように変わります。
【概算保険料(雇用保険)の算定】
令和4年の賃金見込みが令和3年の賃金総額を比較して1/2以上2倍以下の場合には、
令和3年の賃金総額の半額に対し、前期および後期の保険料率をかけた額を合算して概算保険料を算定します。
たとえば令和3年の賃金総額が54151千円だった場合以下のように計算します。
この例ですと雇用保険の概算保険料は622,734円になります。
【申告書の書き方】
今年の概算保険料の申告欄には、労災保険料率のみが印字されています。
労災保険料は、例年通り賃金総額×料率で算出します。
雇用保険料は、賃金総額×料率で算出するのではなく、上記のように前期後期で計算した合算額を転記するようにしてください。
用紙に記入する際は上記になりますが、ソフトを使用する場合には仕様が変更されていると思いますので設定を確認してみてください。
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(執筆者:平野)
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