お役立ちコラム

前職源泉徴収票の取り扱いについて

本年中に中途入社した社員から年末調整書類として前職の源泉徴収票が提出されましたが、税区分の表示が「乙欄」でした。これはどのように処理すればいいでしょうか?

ご本人に返却して確定申告をしてもらってください。年末調整の処理には含められません。

年末調整では「年の中途で就職した人で、就職前に他の給与の支払者に扶養控除等(異動)申告書を提出して支払を受けていた給与がある人については、その前職分の給与を含めて年末調整を行うことになります」とされていますので、最初から扶養控除等申告書を提出していないために乙欄や丙欄で源泉徴収された給与所得は、年末調整の対象にはなりません。

例えば、退職後に賞与などが支給されたときに、税区分が乙欄の源泉徴収票が発行される場合があります。これは在籍時に提出した扶養控除等申告書は、「提出先の会社を退職した際、その効力を失う」とされているため、扶養控除申告書を提出していないのと同じ状態になるからです。

もし年末調整書類の中に乙欄や丙欄の源泉徴収票がありましたら、ご本人に返却したうえで、期限までに所轄税務署に確定申告書を提出するよう指導してあげてください。

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