労働法関連
失業給付を早く貰うために会社都合扱いで離職票を作成してもらうことは可能でしょうか?
事実と異なる証明をすることはコンプライアンス上の問題になります。雇用保険法にも違反しますので、離職票には事実に即した内容を記載する必要があります。
雇用保険法83条では、事実と異なることを離職票に記載すると事業主が虚偽の証明をしたことになり、事業主は、6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金の対象になります。
また従業員にとっても、雇用保険法34条により不正の行為により失業給付を受けたり受けようとした場合、失業給付が支給されなくなったり、受け取った失業給付を返還しないといけなくなります。また悪質な不正受給に対しては、返還額の2倍に相当する額の納付が命ぜられることとなり、場合によっては詐欺罪として刑罰に処されることがあります。
さらに、不正受給者が事業主と連帯して行った場合、その事業主も連帯して返還しなければならず、悪質な場合は事業主にも連帯して納付命令が課されます。
以上のことから、会社側も、従業員からの依頼があっても離職票には事実に即した内容を記載し、失業給付を適正に受給することが大切です。
人事・給与・社会保険お役立ち情報をお読みいただきありがとうございます。
次回の人事・給与・社会保険お役立ち情報でまたお会いしましょう。
(掲載日:2011年10月13日)
当サイトの情報はそのすべてにおいてその正確性を保証するものではありません。当サイトのご利用によって生じたいかなる損害に対しても、賠償責任を負いません。具体的な会計・税務判断をされる場合には、必ず公認会計士、税理士または税務署その他の専門家にご確認の上、行ってください。
同一カテゴリー(労働法関連)内最新記事15件
- 通勤災害にて傷病を負った社員は解雇できないのでしょうか?
- パートタイム従業員が正社員になった場合の年次有給休暇の付与日数は何日でしょうか?
- 労災の申請期限を教えてください。
- 監視・断続的労働に従事する者とは具体的にはどのような人ですか?
- 振替休日と代休の違いは何ですか?
- 法定休日の変形休日制って何ですか。
- 解雇予告の適用除外について
- ノロウィルスにかかった社員の就業制限について
- 労働者名簿について教えてください。
- 寄宿舎規則についておしえてください。
- 休憩時間中の外出について所属長の許可を受けなければならないのは労働基準法違反ではないか?
- 年次有給休暇は買い上げてもよいのですか?
- 事業所が複数の都道府県にありますが、それぞれ地域により最低賃金は異なるのでしょうか
- 就業規則の内容と労働契約書の内容に相違がある場合はどちらが優先されるのですか?
- 法定休日を特定していない場合、休日出勤の割増賃金はどうすれば良いですか?






















